永山英樹


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日本政府観光局が八月二十五日に発表した推計値によれば、七月に来日した中国人旅行者は過去最高の十六万五千百人(前年比の二・四倍)。政府は昨年七月、中国人の個人観光ビザ発給を富裕層に限定して解禁したが、今年七月一日からは対象を中間層に拡大するなど緩和しており、その効果が出たと見られている。

日本滞在中の一人当たりの消費額は平均一一・一万円に達し、観光業界、流通業界を潤している。

だからある地方紙などは歓迎の論調を打ち出し、「文化や生活習慣が異なる人々にトラブルなく快適に滞在してもらうためには、中国語を話せる案内人を確保することも必要だろう」(秋田魁新報)などと訴えているが、実は最近私の知人が、まさにその「案内人」を臨時に務めた。

ある晩、東京近郊のある駅で、困っている二人の中国客を見かけたので、親切で中国語で声をかけたのだそうだ。聞くと買い物に来たのだが、宿泊する成田空港付近のホテルに戻ろうとしたところ、電車に乗り遅れてしまったと言う。

そこで警察官との間に立って通訳をすることになった。なぜかと言うと、二人は警察に「ホテルまで送り届けろ」と訴えていたからだ。

「中国なら警察はそのようにする」などと言っていたらしい。だがそれは嘘ではないか。それとも二人は警察を私物化できるほどの権力者の家族か何かか。

しかしそう言っても埒が明くはずもなく、ついには「中国大使館に連絡を」と要求し始めたそうだ。

もしや日本人を見下しているのだろうか。

こうした傲慢な態度を見た知人は、「やはり中国人と仲良く交流することはできないな」と感じたとか。

「トラブルなく快適に滞在してもらう」のは結構だが、もし中国人客にトラブルを引き起こされたら、ぜひメディアには進んで報道を行ってもらいたい。そうしないと、いつまでたっても多くの国民は、中国人が「文化や生活習慣が異なる」ことに気付かず、それがさらにトラブルの原因となってしまうからだ。

やはり中国人客が押し寄せるにいたった台湾でも、一部のメディアがさまざまなトラブルを報じ、国民の中国人理解に役立っている。

向こうでの中国人客の態度はそうとう悪いらしい。反日で知られる中国人だが、実際には日本人以上に台湾人を侮蔑しているところがある。おまけに台湾人は正直でやさしいから、余計図に乗るのだろう。

そのうち日本でも図に乗り出すかもしれない。何しろ日本人も親切でやさしいからだ。そのようなわけでメディアには、遠慮なく「真実報道」をお願いしたいのだ。


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