close

王 紹英 

10月7日に中華民国の国慶節(双十節)祝典が盛大に行われる。多くの在日台湾人や台湾を支持する日本人が多数招待される。しかしこの日ははたして台湾人が慶祝すべき日であろうか、日本友人が祝いすべき日であろうかを再考してほしい。 

1945年10月25日、連合軍司令官マッカーサー元帥が下した指令第一号にもとづいて中華民国政府軍が台湾に進駐した。それからの43年間台湾に居座り、1988年李登輝氏の主導の民主化まで陰惨な独裁統治を敷いた。民主化したとは言え、国際法的に中華民国政府は台湾を占領中の外来政権である事実には、何の変りもないのである。

10月10日の中華民国の国慶節(1911年の中国・辛亥革命の記念日)は中国国民党と歴史的な関係はあっても、台湾と台湾人には一切関係などはない。むしろ台湾を占領中の中国国民党政府が中華民国への忠誠心(中国人意識)を扶植する目的で、台湾人に押し付けた記念日である。

 もし、貴方が代表処に招かれたら、もう一度台湾と中華民国との歪な歴史関係を考えていただきたい。そうして、もし会場に行かれたら是非壇上に上がって多くの台湾を愛する人々にこう伝えてほしい。

中華民国は中国人が血を流して創った国家であり、台湾人は一滴の血も流していなかった。

中華民国憲法には台湾のことは一言も書いていない。台湾人は中華民国憲法に一字一行も関与していなかった。

 台湾人が慶祝すべき自分の国家は自分で努力して創ってほしい。

 台湾人が中華民国を自分の国家と思っているかぎり、台湾は国家として世界に認められるはずはない。

 中華民国の国慶節は台湾人が屈辱を覚えるべき日であって祝賀すべき日ではない。

 

 

【呼びかけ団体】

日本台湾医師連合 日本台医人協会 在日台湾同郷会 台湾研究フォーラム
環球漫話(グローバル・フオーラム) メルマガ「台湾の声」 メルマガ「日本之声」
(有)杏二十一 青森日台交流会 


arrow
arrow
    全站熱搜

    taiwanyes 發表在 痞客邦 留言(0) 人氣()