台湾人ビジネスマン鍾鼎邦氏(50才)が今年6月18日、親族訪問の帰りに中国江西省の空港で拘束された。中国国営の新華網の報道によると拘束の理由は「国家安全に危害を与えた」とされる。

 一介のビジネスマンがどうやって中国の国家安全に危害を与えられるのか。無法国家中国がこれほど脆弱であればまことに喜ばしいことだが、「国家安全に危害」とは独裁国家がよく使う弾圧の口実だ。

 実際、鍾氏は台湾法輪功のメンバーである。理由はそれだけだ。
中国の法輪功メンバーに対する迫害はとどまることを知らない。その迫害は台湾国内の法輪功メンバーにも及んでいる。2002年以来、台湾人法輪功メンバーが中国で無実の罪を着せられ、拘束や収監されたケースは十数件に上っている。だが、台湾政府からの積極的な救援はなかった。

 今回も陳情する家族に馬英九政権からは「事実状況を確認する」という通り一遍の返事しかなかった。絶望的心情に陥った鍾氏の長女鍾愛氏はアメリカへ行き、アメリカ政府や国会議員に父親の救出を懇願した。自国の国民の命も守れない国の悲哀とはこういうことなのだ。

 鍾鼎邦救出署名運動も支援者によって開始された。数週間で十万人以上の署名を集めて、野党の国会議員たちも応援したのだが、中国との友好関係が至上命令である馬政権は一向に動かない。業を煮やした支援者たち3000名は7月23日に総統府前に座り込みのデモを敢行した。街路樹に黄色いリボンを数千本結び、これでも見えないのかと馬英九に怒りをぶつけた。

 中国の違法な拘束は北朝鮮の拉致と同様の性質で、独裁国家による野蛮な犯罪行為とみるべきだ。このような犯罪行為を見過ごすのであれば、明日は我が身といえる。

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