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馬英九総統(大統領)は8月11日、台北市内で開催された第40回アジア・太平
洋国会議員連盟(APPU)総会に出席した日本の国会議員(山本順三、玉澤徳一郎、
秋元司、大江康弘、神取忍の各議員)らと会見した。
この中で馬総統は、在日台湾人の外国人居留証(登録証→在留カード)の国籍
欄が「中国」から「台湾」に変更されることに関して、「在日台湾人にとって便
利になり、長年かけて勝ち取った成果だ」と、日本における「台湾」正名を評価
した。(馬総統の持論の「中国=中華民国」とは矛盾するはずだが)
また、この日、日本政府は台湾の水害に人道緊急支援として1000万円を交流協
会(日本駐台大使館)を通じて台湾政府に送ることを決定した。同会見には、斎
藤正樹・交流協会台北事務所代表(日本駐台大使)も同席した。
斎藤大使は、今年5月に馬英九総統の「台湾は中華民国に返還された」という
主張に対して、5月上旬に「台湾の主権地位は未定」と反論(後に個人的意見と
トーンダウン)して以来、馬政権から外相クラス以上の会見を拒絶されるなど嫌
がらせを受けていたが、今回斎藤大使と馬総統が同席したことで、馬政権が譲歩
して台日関係修復に乗り出したと見られた。だが、台湾の報道によると、馬総統
と斎藤大使は握手しただけで、特に関係修復を強調することはなかったという。
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