産経新聞:平成24(2012)年6月25日            吉村 剛史

 今月は台湾でも発達した梅雨前線による豪雨に続き、台風5号が襲来。各地で死傷者が出
たのをはじめ、農作物などが多額の損害を受けた。

 そんな中、日本の対台湾交流窓口機関、交流協会(東京)と同台北事務所(大使館に相
当)では、両災害発生直後に「お見舞い」の意を書簡などで台湾側窓口機関に伝達した。

 「早業ですね」と担当者にたずねると、「東日本大震災でいただいた支援を思えば、ど
こよりも迅速でなければ…」とのこと。

 台湾側からも日本の台風4号被害に、即座に「お見舞い」が寄せられている。

 交流協会の2011年度対日世論調査では、台湾社会の2人に1人が日台関係を「良好」、4人
に3人が「日本に親しみを感じる」と回答。前回(09年)調査を上回っており、震災後に日
台間の絆が強まっていることは疑いようがない。

 しかしながら、「最も好きな国・地域」では日本(41%)がトップを守ったものの、前
回調査(52%)から11ポイントも下落していた。

 1、2月の調査期間中に台北市内で発生した日本人男女によるタクシー運転手への暴行事
件の影響が疑われるが、台湾の友人からは、「そうだとしても2位は1ケタ(%)台。ここ
では誤差の範囲内だ」と笑い飛ばされてしまった。(吉村剛史)

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