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2012.4.14 産経新聞

 八田與一記念公園内で桜の植樹を行った森喜朗元首相と(左)頼清徳台南市長(右)ら=台南市(吉村剛史撮影)
 東日本大震災で巨額の義援金を寄せた台湾と日本の絆を、桜の植樹を通じて強固にする「絆の桜」の植樹式典が14日、台南市の八田與一記念公園で行われた。来台した森喜朗元首相や台南市の頼清徳市長のほか、日台の約500人が出席した。

 同公園は日本統治時代、台南で世界有数の烏山頭ダムの建設に尽力した技師、八田與一氏を顕彰するため昨年オープンした。

 植樹に臨んだ森氏は台湾の震災支援に感謝を表明し、「台湾は近くの信頼すべき親戚(しんせき)」とあいさつ。また森氏は、八田氏と同じ石川県出身ということもあり、「八田をこんなに大事にしてくれる台湾の人々に感謝している」と語った。

 苗木は台湾の山桜に日本の「河津桜」を接ぎ木したもので、200本を静岡県河津町が贈った。(台南 吉村剛史)

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