2010.12.17 産経新聞

 台湾テレビ界の敏腕プロデューサー兼監督のニウ・チェンザー(44)。監督2作目となる映画「モンガに散る」では、台北の黒社会に足を踏み入れたやんちゃな仲良し5人組の友情や確執を描いた。何ごとにも真剣な彼らを通して、「ひたむきに人生に向き合う姿勢の美しさを伝えたい」と力を込める。

 舞台は台北の繁華街「●(=舟へんに猛のつくり)●(=舟へんに甲)」(ヴァンカア、台湾語)。清朝時代から商業が栄え、台北発展の礎となった街だ。昔から暴力団が縄張り争いを繰り広げた場所でもある。日本版の映画では、日本人が発音しやすいようにモンガと表記した。

 1986年、モンガに引っ越してきた高校生のモスキート(マーク・チャオ)はけんかがきっかけで、一帯を仕切る暴力団組長の息子ドラゴン(リディアン・ヴォーン)がその仲間のモンク(イーサン・ルアン)らと率いる不良グループに入り、義兄弟の契りを交わす。そんな中、街の利権を狙う大陸の勢力がモンガに進出してきた…。

 脚本も執筆したニウ監督が時代設定として80年代を選んだのは、「台湾が大きな転換点を迎え、自由な雰囲気に満ち、明るく面白い時代だったから」。政治的には国民党の一党支配が終焉(しゅうえん)し、経済的には高度経済成長へと突き進んでいった。「映画で少しでも世の中を変えたい」。子役出身であるニウ監督は日頃のそんな思いから、俳優としても出演してしまったという。12月18日から東京・シネマスクエアとうきゅう、大阪・シネマート心斎橋などで公開。(高橋天地/SANKEI EXPRESS)



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