台湾でも反中感情沸騰―今こそ日本は友邦の側に立て 

今、台湾国中が反中国で沸騰している。広州アジア大会で十七日に行われたテコンドー女子四十九キロ級一回戦で、優勝候補の台湾選手楊淑君がベトナムの選手に対して九-〇とリードしながら、突然防具のセンサーに不正ありとされ、失格とされたのだ。

思いもかけぬ判定で泣き崩れる楊淑君選手

試合前のチェックでは何も問題は指摘されなかった。そのため選手本人はもとより、台湾国民全体が激怒した。直後の記者会見で主催者側が台湾メディアの質問を通訳せず、怒った記者たちが退席して抗議するとの場面も見られた。

主審はフィリピン系韓国人だった。そこで台湾ではやはりこれまでないほどの反韓感情も高まっている。

柔道女子四十八キロ級決勝でも、断然優位だった福見友子選手が中国の選手に判定負けを喫した。「ここまでひどい審判は見たことがない」(吉村和郎・全日本柔道連盟強化委員長)と、中国の影響力を疑うかのような怒りの声が上がっているが、それに比べて台湾の怒りがはるかに激越なのは、これまで散々台湾に嫌がらせを続けて来た中国への、あるいはその言いなりになる各国への怒りが爆発しているからである。

まさかの判定負けで呆然とする福見選手

怒りの矛先は、この問題に関して沈黙する国民党政権にも向けられている。それもこの政権が今やすっかり中国の傀儡に成り果てているからだ。台湾と中国の「関係改善」については日本でもしばしば報じられているが、台湾の敵である中国が台湾に「やさしい」のは、台湾政府がこの敵に「従順」になっているからなのだ。

果たして台湾はこのまま、中国に気兼ねする国際社会から救いの手を差し伸べられることなく、中国の手中に転落していくのだろうか。もしそうなれば、日本の国防も大きな危機に瀕することになる。



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