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李登輝元総統(元大統領)は8月28日に開かれた群策会のパーティーに出席し
、馬英九総統が主張する中国との「1992年合意」(『一つの中国』を各自解釈す
る)の存在を改めて否定した。

李元総統は、(台湾の直接選挙で選出された)総統は台湾人民の代表であり、
中国を代表できるわけがないと強調し、馬総統が主張する「一つの中国=中華民
国」論を批判した。

李元総統は、馬政権が締結を強行した台中経済一体化を促進する「両岸経済協
力枠組協定」(ECFA)に関して、「馬総統は商売人のことしか考えていない」と
批判し、改めて年末の5大都市首長選挙の全勝(与党国民党候補の全敗)と「棄
馬保台」(馬英九を下ろし、台湾を守る)を呼びかけた。また、李元総統は、こ
の「保台」の「台」は単に(最大野党の)「民進党」を指すのではなく、5都選
挙で野党が全勝することによって、(国民党も含む)「台湾」が変化する契機に
なるのだとつけ加えた。


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