台湾の野党・民進党は、馬英九政権が中国と調印を目指す両岸経済枠組協定(ECFA
)の中で中国のサービス業市場を開拓できるプラス面を強調するが、台湾のサー
ビス業も中国に開放しなければならないというデメリットを語ろうとしないと批
判し、今後サービス業に従事する台湾のホワイトカラーも影響を受けることにな
ると警告を発した。

 馬英九政権はECFAで中国人労働者の台湾就労を開放しないとしているが、一方
で中国人“専門人士”の台湾滞在条件を緩和する動きを見せており、今後さらに
馬政権が中国学歴を承認し、台湾の資格・免許も中国人に開放することも予想さ
れる。また、今後台湾のサービス業への参入を中国企業に解禁することになれば
、外国企業より言語面や文化面で似通った中国企業が低価格、低コストで台湾地
元企業を脅かし、経営の主導権を中国人に握られる事例も増えることになりそう
だ。

 労働団体や専門家からは、弁護士、会計士、建築士、銀行業、証券業、旅行業
、医療、保険、教育、化粧品・薬品、電信、運輸、映画製作などさまざまな分野
で、廃業、失業、給与水準の低下、商業モラルの低下などの深刻な影響が及ぶ恐
れがあると指摘されている。

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